空間ごとに異なる音響の要求に応えるため、
当社は各施設に最適な音響システムの設計から
施工までを一貫して提供します。
ホールからホテルまで、あらゆる空間を最高の舞台へと変えることが私たちの使命です。
建築士は設計のスペシャリストですが、音響のスペシャリストではありません。
実際にコンサートホールやホテルの会場で音響エンジニアとして機材に触れ、音の反響や機材の調整を行っている技術者が設計・施工を行うことで、クライアントのニーズに120%応える空間ができあがるのです。
JRタワーホテル日航札幌様の36階に位置するスカイバンケットルーム「たいよう」は、札幌市街を一望できる壮大な眺望を提供します。会食、結婚式、会議と多目的に利用されるこの空間に、ヤマハの最先端音響システムを導入。この導入は、ケイズサウンド株式会社がプランニングと施工を担当しました。
音響システムの心臓部として選ばれたのは、マトリクスプロセッサー「MTX3」。
これにより、バンケットルームの音響は柔軟にコントロール可能となりました。
加えて、スピーカーシステム「VXSシリーズ」と「VXCシリーズ」が、細やかな音質調整と空間への溶け込みを実現します。
料飲支配人 鳴海博喜氏によると、更新前のシステムでは使い勝手やお客様からのニーズに十分応えられていない面がありました。ヤマハの音響システム導入により、操作性の向上と音質の改善が実現しました。
分割の切り替えが簡単で、ホワイエにも音を流せるようにするため、マトリクスプロセッサーMTX3とデジタルコントロールパネルDCP4S-USを採用。このシステムは、設定の柔軟性と施工のしやすさで選ばれました。
客室から見える札幌の風景とともに、バンケットルームでは音楽と食事、そして札幌の夜景が融合する「摩天楼音食倶楽部」など、音響システムが特別な体験を提供しています。
分導入されたヤマハの音響システムは、音質、操作性、信頼性の高さを兼ね備えています。今後もこのシステムは、JRタワーホテル日航札幌の「さっぽろスカイリゾート」コンセプトを支え、訪れる全てのお客様に最高の音響体験を提供し続けます。
「アンワインド ホテル&バー小樽」様は、歴史的な建築物を活かしたユニークな空間です。ケイズサウンド株式会社は、エントランス、バー、レストラン、事務所の音響・照明設備の導入と施工を担当しました。このプロジェクトでは、建築物の美しさを損なわないよう配慮しながら、現代的な音響システムを実現しました。
お客様からの最初の要望は、「景観を損なわない設計」でした。ラフプランの曖昧さを解消し、利用者が必要とする機能を盛り込みつつ、ホテル・レストラン音響としてオペレーションがしやすいシステムを再構築しました。音量をエリアごとに調整する提案も行い、空間ごとに適切な音響環境を実現しました。
エントランスとバーには、YAMAHA NS-IC400とJBL Control23-1をそれぞれ選択。
シーリング型スピーカーは、視覚的にも音響的にも空間に溶け込む設計で、バーには非日常感を演出するためポイントソース型スピーカーを採用しました。専門的知識がなくても簡単に操作可能なシステムを構築し、オペレーショントラブルを防ぎます。
このプロジェクトの最大の挑戦は、歴史的建造物の雰囲気を保ちながら、最先端の音響システムを導入することでした。選ばれたスピーカーは、視覚的に目立たず、音楽や会話を自然でクリアな音質で提供します。結果として、歴史と現代の技術が融合した独特の体験空間を創出しました。
プロジェクトの成功は、ケイズサウンド株式会社とアンワインド ホテル&バー 小樽、両者の密接な協力のもとで成し遂げられました。ホテル側の明確なビジョンと、当社の専門知識と経験が合わさり、訪れるすべての人に忘れがたい音響体験を提供します。
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